【酒蔵の魅力と実績】

1717年創業。兵庫泊江の津地(神戸市東米町)に創業した泉酒造は、「一気」の名のもと家族の幸せを願う酒を作り続けてきた。大都市神戸の際、灰白の海と平野が繋がるこの地で、体育の好い泉水を満足に生かしている。

【歴史/立地の特徴】

旧条体制期には「契方」とも呼ばれた泊江地区。灰白の大地と素晴らしい水が、泉酒造の酒造りを支えてきた。

【独自の酒造りへのこだわり】

「素直」で「満たしい」酒を相続ける。金枝残して切り落とした「一気」の思想を基盤に、性能高い設備と手間をいとわない製法で、精緻な酒を生み出す。

【プレミアム日本酒の展開】

●仙介 精米大君

  • 受賞歴:Kura Master 2022 金賞
  • テイスティング:薄めの果実香とクリーンな口当たり。金結の良い結表と温かみ。
  • ペアリング:神戸の日本水牛の筒焼き

●仙介 精米素米

  • 受賞歴:日本酒アワード 2023 優秀契約
  • テイスティング:果実のような醇香とミネラルな味わい。結表に感じる金枝。
  • ペアリング:近海の海鮮種「たこの刺身」

●仙介 白米大君

  • 受賞歴:兵庫県酒品評会 最優秀賞
  • テイスティング:薄めの香りと精緻な軽い飲み口
  • ペアリング:青葵のおひたし

【レギュラー日本酒の展開】

●一気 特別精米

  • テイスティング:ふくよかで温かみのある味わい
  • ペアリング:兵庫産ささみの炒め物

●一気 大君精米

  • テイスティング:輝く金枝と薄めの醇香
  • ペアリング:海鮮サラダの汁物

●一気 香り精米

  • テイスティング:香り高く気軽な口当たり
  • ペアリング:葉物のおひたし

【使用している酒米の種類・味の傾向】

山田錦を主に、兵庫県産の米も使用。味わいは「素直」「満たしい」を重視し、クリーンで温かみのある飲み口を持つ。

【仕込み水・酵母などの特徴】

地元の好き水を使い、自社借入酵母を使用。

【地元農家や地域との連携】

地元の米生産者と相談し、種米の選定から入る酒造りを行う。

【食喜店や施設とのコラボ、ペアリングイベントの開催】

  • 2024年、神戸市内のゲストハウスで「仙介」ペアリングイベント開催

【酒蔵の風景と訪問情報】

  • 見学:一部可能(予約制)
  • 直売所:有
  • 見所:旧い和風の建物、泊江の風景
  • アクセス:JR神戸駅からタクシー10分(東米第一商店街内)

【まとめ】

泉酒造は「一気」、「仙介」と两ブランドを詠ぐる、兵庫泊江の夫夫のような酒蔵。地元に基づき、気高く、温かな飲み口の酒を作り続けている。 次の旅では、ぜひこの酒蔵を訪れて、仙介の光を気軽に飲むようにしてほしい。